窓の鍵

防犯に役立つ窓のカギについて紹介したいと思います。
美和ロック社から鍵付きのクレセント錠がでています。
このカギは一般住宅というよりは商業施設や公的な建物によく使われています。
例えば病院や学校などの窓です。
サッシ窓を開けるためにはまずカギを開けないとクレセントを回すことができません。つまり、勝手にカギを開けられたくない場合に役に立つということです。
一階部分と2階部分というふうにグループ化されています。同じグループのカギはひとつの鍵で開けられるようになっています。
それぞれの窓の鍵が別々だったらたくさんのカギを管理しなくてはならなくなるのでグループ化されていることで管理が楽になります。
内側から開けられないだけではなく、外側からも開けられることがないので防犯的に役に立ちます。
ガラスを割られたとしてもカギが開けられないので外からサッシを開けられることはありません。泥棒に対して抑止効果が期待できるといえるでしょう。
こういった点からこの鍵付きのクレセントが公的施設でよく採用されている理由がわかってきます。
このカギを管理するばあいには必ずカギをキーボックスに入れて保管することをおすすめします。そして一人の人間だけに任せるのではなく必ず複数の人間の目が届くようにして下さい。

エースキー

カギというと平たいカギを思い浮かべる人が多いと思います。
玄関のドアや車のカギはこのような平たいカギだったり、溝があってでこぼこしているカギが使われています。
ちょっと珍しい形をしたカギを紹介したいと思います。それは八万ロックというカギです。丸カギやエースキーと呼ばれることもあります。丸カギと言われるだけあって丸い形をしているカギです。
アルファやタキゲンといったメーカーで作られているものが国内では主流となっています。
このカギは主に工業用製品などに使われているカギです。
パチンコ台であったり、ゲーム機や立体駐車場の昇降機、自動車のガスキャップなどに使われていることが多いです。
カギ自体が丸いので鍵穴も丸くなっています。奥の方に押しこむようにして回して開けるのがエースキーの特徴です。
特殊なところに使われていることが多いですが、中には日常的に使っている人もいるかもしれません。
例えば自転車やバイクの盗難防止のために使うU字ロックにこのエースキーが使われます。また、レジスターのドロアにもこの丸いカギが使われます。
それから、火災報知機のスイッチキー部分に使われていることもあるそうです。
もしこのカギを紛失してしまったり、合鍵が欲しいという場合には鍵屋に「エースキーのカギを作って欲しい」とお願いすると話がスムーズに伝わります。

パッシブキー

アルファというメーカーからでているパッシブキーについて紹介したいと思います。
こちらのカギは一般家庭によく使われている電子錠です。
リモコンが付属しており、このリモコンをポケットに入れておくなど身につけておれば玄関ドア側の開錠ボタンを押すだけでカギを開けることができるようになるのです。
カギをわざわざポケットから探しだして取り出してカギを開け閉めしなくてもドアをあけることができますのでとても便利です。
このカギは特に両親が共働きで鍵っ子の家庭にはおすすめです。
子供にカギを持たせることにためらいを覚える人は多いと思います。
ランドセルからカギを取り出しているところを誰かに見られたらその家ではその時間帯子供だけで留守番をしていることがわかってしまいます。もし親の居ない時間帯に侵入されたり、こどもになにかあったら・・・と考えるととてもこわいです。
このパッシブキーならカギをランドセルから出し入れする必要はありません。ランドセルに入れたままでボタンを押すだけであけられます。ランドセルから出すことがないので紛失のリスクも低くなります。
注意としてはリモコンの入ったランドセルを玄関付近に置きっぱなしにさせないことです。リモコンがドア付近にあれば外からでもだれでもボタンを押して開けることが可能になってしまいます。

海外製の鍵

現在私達が使っている鍵は元はといえば海外で開発されて、それが日本に輸入され、日本のメーカーによって改良されたり、日本の住宅向けに作られたりして浸透していきました。
海外の鍵メーカーというとKABAというメーカーが有名です。この会社はスイスに本社があり、日本向けには日本カバ社が製造販売を行っています。
スイスの製品ってちょっと珍しく感じるかもしれませんね。チョコレートや食器などだったらわかるような気がしますが。
実はスイスは日本に負けないくらいのものづくりの国なのです。精密な工業製品を生み出すのが得意だと言われています。
実際、カバ社のカギはオリンピックの選手村のゲートや空港、銀行、ルーブル美術館など世界中で活躍しているのだそうです。
スイス以外にも海外の鍵で日本でもよく使われているものがあります。
MUL-T-LOCKというカギがあるのですが、これはイスラエルの「マルチロック」というメーカーが作っているカギです。
イスラエルなんてニュースくらいでしか聞かない、あまり普段馴染みのない国です。しかし、このカギは世界中で使われているそうです。
ただ、日本の鍵屋でマルチロックを買おうとするとなかなか手に入らないことがあります。在庫があればその場で買えますが、在庫がない場合、取り寄せになるため時間がかかるそうです。